- 2020.08.7
コラム更新!小さくはじめて大きく育てるPlanDoSeeサイクル ―仕事の振り返りから教訓を得られてますか?―
■Planを変えてはいけないという大きな誤解
Planは仮説にすぎません。Planを変えてはいけないというのは大きな誤解です。仮説にすぎないPlanだから見直しできるのです。見直しを繰り返すことによってブラッシュアップしていくことが必要なのです。最初に立ててみたPlanの計画と実際にやってみてDoの結果を比較するという仕事の振り返りによって、貴重な教訓が得られるはずです。
■作りすぎたPlanは扱いにくい
作りすぎたPlanは修正しにくく、自信がありすぎるPlanも意見を言いにくくなります。そもそも仮説としてのPlanに完璧なものは必要なく、アバウトなもので十分なのです。ゴルフの一打目がラフな方向性しか定めていないように、ビジネスプランの一歩目はラフな方向性を示すものとなります。試行錯誤を繰り返しながら問題点をあぶり出し、その成功確率を高めていくというのが本来的な姿なのです。
■小さくはじめて大きく育てるPlanDoSeeサイクル
頭でっかちのPlanで大きく失敗するくらいなら、小さなPlanで小さく成功を繰り返す方がリスクも小さく、結果的には着実に大きな成功を得ることができます。ゴルフではていねいに刻んでいくのに、仕事では大きく振りかぶるスイングをするのはおかしなことことです。Planを一度で済ませてあとは現場にDoをまかせっぱなしというのでは、PlanとDoが乖離する一方です。経営環境の変動が激しい現代では、こまめにPlanを見直すマネジメントスタイルの方が合っています。
■教訓という成果を得る
小さくはじめて大きく育てるPlanDoSeeには大きく振りかぶるPlanにはない学習サイクルが存在します。考えたことをPlanまでで終わらせるのではなく、DoSeeまでやってみることによって、たとえ失敗に終わったとしても教訓という成果を得ることができるのです。教訓を得たPlanDoSeeサイクルはらせん状に継続的改善されていきます。教訓が得られることこそSeeの醍醐味であり、組織の成長、発展はまさにこの教訓からの学習によるものだと言っても過言ではないのです。