- 2025.03.17
第八十五稿「DXによる情報共有と情報セキュリティによるアクセス制限」―共有と制限のどちらをとるべきか―
■部署の壁を越えた情報共有の拡大が求められるDX DXに取り組んでいる企業では、部署の壁を越えた情報共有が積極的に進められています。顧客情報の共有による顧客サービスの向上や新たな顧客サービスの創出が、業務情報の共有による...続きを読む
- 2025.02.14
第八十四稿「多様性時代に高まるアンケートの意義」―社員を理解するための社内リサーチ―
■多様なバックグラウンドや価値観を持つ社員を理解するために 現代社会において、多様性はますます重要なテーマとなっています。企業は、多様なバックグラウンドや価値観を持つ社員を理解し、彼らのニーズに応えることが求められていま...続きを読む
- 2025.01.17
第八十三稿「スマホ脳にならないためのシステム思考」―全体を見る、過去や未来にも思いをはせる―
■視野も思考も狭まるスマホ脳が増えている 『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著)によると、スマホを長時間使用すると視野が狭くなって周辺が見えにくくなり、また、スマホの画面に集中しすぎることで周りへの注意がおろそかになり、...続きを読む
- 2024.12.6
第八十二稿「部門の壁を越えるプロジェクト(会議体)の重要性」―会議体と会議の違い―
■会議と混同される会議体(プロジェクト) 会議と会議体という言葉を混同しているケースが多いように思います。会議体はプロジェクト組織のことであり、ISO9000の要求事項にも出てくるので知っている人も多いはずなのですが、会...続きを読む
- 2024.11.18
第八十一稿「電子文書に対応できない時代遅れの文書管理規程」―DX時代の文書管理へ―
■コロナ禍で進んだペーパーレス、はんこレスで文書管理規程が形骸化 コロナ禍で大企業から中小企業までテレワークの導入が始まり、出社しなくても仕事ができる電子メー-ルや電子会議の利用が拡大しました。その結果、ペーパーレスとは...続きを読む
- 2024.10.3
第八十稿「問題思考と課題思考の違い」―現状に束縛されずに未来に向けて働く―
■問題思考と課題思考の違い 問題と課題とは同じような意味を持つ言葉としてよく混同して用いられていることが多いのですが、実は全く意味が違う言葉です。問題は現状レベルを維持する上で解決しなければならない不都合な状態であり、課...続きを読む
- 2024.09.12
第七十九稿「組織の壁を越えるのはなぜ難しいのか」―隣の部署に転がるビジネスチャンス
■自部署の利益ばかりを追求する縦割組織 自分の部署の利益ばかり考えて他部署のことを思いやらない、他部署のために貢献しようとしない縦割組織の問題がよく議論になります。自部署の利益を優先してしまう原因には、忙しすぎて他部署の...続きを読む
- 2024.08.20
第七十八稿「売上を生み出すのは商品ではない」―売上ではなく顧客満足のために動く「エコシステム」の時代に―
■買ってもらえば売上があがるという大きな勘違い 顧客ニーズの多様化やグローバル化などによる競争の激化など、ビジネスにおいて売上や利益を上げるのは昔よりも間違いなく難しくなっています。少なくとも昔ながらの「売ります」「買っ...続きを読む
- 2024.07.19
第七十七稿「ありたい姿とあるべき姿」―MVVとSWOTの目的を混同しない―
■ありたい姿があるべき姿であるとは限らない 最近、ある組織で経営戦略の策定手順についての議論を聞いていて、「ありたい姿」と「あるべき姿」とを混同しておられることに気づきました。「ありたい姿」から戦略を導き出すことはまわり...続きを読む
- 2024.06.12
第七十六稿「コンプライアンスはなぜ必要か」―法律はなぜあるのかを考えてみる―
■コンプライアンス違反はなぜなくならないのか 企業の不祥事が続いています。ひとたび不祥事が起きてしまえば、長い時間をかけて築き上げてきた顧客からの信用信頼も一瞬で吹き飛んでしまいかねません。社員教育はどこの会社でも行って...続きを読む