- 2024.11.18
第八十一稿「電子文書に対応できない時代遅れの文書管理規程」―DX時代の文書管理へ―
■コロナ禍で進んだペーパーレス、はんこレスで文書管理規程が形骸化 コロナ禍で大企業から中小企業までテレワークの導入が始まり、出社しなくても仕事ができる電子メー-ルや電子会議の利用が拡大しました。その結果、ペーパーレスとは...続きを読む
- 2024.10.3
第八十稿「問題思考と課題思考の違い」―現状に束縛されずに未来に向けて働く―
■問題思考と課題思考の違い 問題と課題とは同じような意味を持つ言葉としてよく混同して用いられていることが多いのですが、実は全く意味が違う言葉です。問題は現状レベルを維持する上で解決しなければならない不都合な状態であり、課...続きを読む
- 2024.09.12
第七十九稿「組織の壁を越えるのはなぜ難しいのか」―隣の部署に転がるビジネスチャンス
■自部署の利益ばかりを追求する縦割組織 自分の部署の利益ばかり考えて他部署のことを思いやらない、他部署のために貢献しようとしない縦割組織の問題がよく議論になります。自部署の利益を優先してしまう原因には、忙しすぎて他部署の...続きを読む
- 2024.08.20
第七十八稿「売上を生み出すのは商品ではない」―売上ではなく顧客満足のために動く「エコシステム」の時代に―
■買ってもらえば売上があがるという大きな勘違い 顧客ニーズの多様化やグローバル化などによる競争の激化など、ビジネスにおいて売上や利益を上げるのは昔よりも間違いなく難しくなっています。少なくとも昔ながらの「売ります」「買っ...続きを読む
- 2024.07.19
第七十七稿「ありたい姿とあるべき姿」―MVVとSWOTの目的を混同しない―
■ありたい姿があるべき姿であるとは限らない 最近、ある組織で経営戦略の策定手順についての議論を聞いていて、「ありたい姿」と「あるべき姿」とを混同しておられることに気づきました。「ありたい姿」から戦略を導き出すことはまわり...続きを読む
- 2024.06.12
第七十六稿「コンプライアンスはなぜ必要か」―法律はなぜあるのかを考えてみる―
■コンプライアンス違反はなぜなくならないのか 企業の不祥事が続いています。ひとたび不祥事が起きてしまえば、長い時間をかけて築き上げてきた顧客からの信用信頼も一瞬で吹き飛んでしまいかねません。社員教育はどこの会社でも行って...続きを読む
- 2024.05.14
第七十五稿「Excel依存がDX推進を遅らせる」―ITの属人化から脱却しよう―
■Excelなしでは会社がまわらない うちはIT化が遅れていると嘆く会社でも、実際には上から下までExcelで仕事をしているということが珍しくありません。どれほどあるのかと思うくらい、個人のパソコンやファイルサーバ上にE...続きを読む
- 2024.04.17
第七十四稿「ChatGPTは仕事に使えるのか」―ハルシネーション(幻覚)に注意
■利用者が増え続けるChatGPT ChatGPT(生成AI)を使う人が増えています。学生はレポート作成のために、社会人は営業資料や会議資料をつくるためにChatGPTを利用しています。最新のMicrosoft 365で...続きを読む
- 2024.03.5
第七十三稿「見た目だけのデジタル化に意味はない」―今こそ本物のDXによる経営革新を―
■残念すぎるDXの現状 2023年9月時点の経済産業省のDX認定事業者数は直近1年間で約1.7倍に増加しており、中小企業では約2.7倍に急増しています。DXそのもののメリットとしても、業務の生産性や正確性の向上を上げる声...続きを読む
- 2024.02.8
第七十二稿「組織の成長をうながすプロアクティブ監査」―不適合をチャンスととらえる内部監査へ―
■Plan固定のDoCheckActionサイクルになっていないか 監査において不適合を受けることを問題と思っている人が多いかもしれませんが、本来、監査は内部監査であれ外部監査であれ、不適合を受けるからこそ改善できるとい...続きを読む