- 2024.07.19
第七十七稿「ありたい姿とあるべき姿」―MVVとSWOTの目的を混同しない―
■ありたい姿があるべき姿であるとは限らない 最近、ある組織で経営戦略の策定手順についての議論を聞いていて、「ありたい姿」と「あるべき姿」とを混同しておられることに気づきました。「ありたい姿」から戦略を導き出すことはまわり...続きを読む
- 2024.06.12
第七十六稿「コンプライアンスはなぜ必要か」―法律はなぜあるのかを考えてみる―
■コンプライアンス違反はなぜなくならないのか 企業の不祥事が続いています。ひとたび不祥事が起きてしまえば、長い時間をかけて築き上げてきた顧客からの信用信頼も一瞬で吹き飛んでしまいかねません。社員教育はどこの会社でも行って...続きを読む
- 2024.05.14
第七十五稿「Excel依存がDX推進を遅らせる」―ITの属人化から脱却しよう―
■Excelなしでは会社がまわらない うちはIT化が遅れていると嘆く会社でも、実際には上から下までExcelで仕事をしているということが珍しくありません。どれほどあるのかと思うくらい、個人のパソコンやファイルサーバ上にE...続きを読む
- 2024.04.17
第七十四稿「ChatGPTは仕事に使えるのか」―ハルシネーション(幻覚)に注意
■利用者が増え続けるChatGPT ChatGPT(生成AI)を使う人が増えています。学生はレポート作成のために、社会人は営業資料や会議資料をつくるためにChatGPTを利用しています。最新のMicrosoft 365で...続きを読む
- 2024.03.5
第七十三稿「見た目だけのデジタル化に意味はない」―今こそ本物のDXによる経営革新を―
■残念すぎるDXの現状 2023年9月時点の経済産業省のDX認定事業者数は直近1年間で約1.7倍に増加しており、中小企業では約2.7倍に急増しています。DXそのもののメリットとしても、業務の生産性や正確性の向上を上げる声...続きを読む
- 2024.02.8
第七十二稿「組織の成長をうながすプロアクティブ監査」―不適合をチャンスととらえる内部監査へ―
■Plan固定のDoCheckActionサイクルになっていないか 監査において不適合を受けることを問題と思っている人が多いかもしれませんが、本来、監査は内部監査であれ外部監査であれ、不適合を受けるからこそ改善できるとい...続きを読む
- 2024.01.22
第七十一稿「相手目線で考える」―アソシエイト(主観視)とディソシエイト(客観視)―
■なぜパワハラ、セクハラはなくならないのか パワハラ、セクハラが社会的問題となり、どこの会社でも幹部を含む社員研修が行われています。しかし、その効果もむなしくパワハラ、セクハラはなくなる気配を見せません。 それどころか、...続きを読む
- 2023.12.22
第七十稿「信用と信頼の区別が重要となる調達管理」―丸投げ発注の危険性―
■調達先のコンプライアンス違反 調達先の法律違反によって、自社の信用を失ってしまうことがあります。調達先の選定においては品質や納期、コストが重視されることが多く、コンプライアンスリスクは軽視されがちです。しかし、調達先が...続きを読む
- 2023.11.22
第六十九稿「コミュニケーションにおける言葉の意義と危険性」
■コミュニケーションにおける言葉の意義 社内コミュニケーションの不足が原因となって、トラブルが起きることは電子メールやビデオ会議などのコミュニケーションツールが利用できる現代においても昔とさほど事情は変わりません。むしろ...続きを読む
- 2023.10.6
第六十八稿「AI時代に生き残る人材とは」-AIに仕事を奪われていく人達-
■AIに仕事を奪われていく人達 AIがますます高度化していく中で、個人の生活が便利になるだけでなく、ビジネス活動も明暗ともに影響を受けるのは必然のことでしょう。昔ならばもてはやされたであろう事務能力の高さも、AIを使えば...続きを読む