- 2025.08.18
第九十稿「AIで仕事がなくなる人と仕事が増える人の違い – 新たな格差社会の登場 – 」
■AIの進化が止まらない
AIの進化が止まりません。それどころか、もっと先になるかと思っていた進化が年を超えずに起きています。その結果、AIができることは単純な事務作業だけでなく、医者や弁護士といった専門性の高い仕事でも奪われていくのではないかと言われ始めています。
■AIに奪われる仕事が増えていく
ライターやプログラマー、コールセンター業務の一部ですでに、仕事の担い手が人からAIに代替されつつあります。AI化の動きは強まる一方であり、運転手や店員、事務職などその対象は広がっています。さらに、医師や弁護士、コンサルタントなどAIに代替されにくいと考えられていた職業ですら、例外ではなくなりつつあります。最新のChatGPT-5 は博士号レベルの知能を持つとされています。
■AIで仕事がなくなる人と仕事が増える人の違い
AIの進化が進む中で、AIで仕事がなくなる人とそうならない人の二種類が存在することがわかってきています。仕事の質が高くてもいずれAIでもできるようになることを考えると、その違いは単なる知能やスキルの問題ではないようです。AI時代においても活躍できる人には、AIとの関わり方に大きな特徴があるのです。
■AIにできることは任せてしまい、今までできなかったことに取り組む
AIで仕事がなくなる人と仕事が増える人とでは仕事に対する考え方に違いがあると言われています。「AIがくると自分の役割がなくなってしまう」と考える人と、「AIが仕事を代わってくれるので、自分はもっと価値の高い仕事をしよう」と考える人がいます。AIに仕事を奪われる人は、「AIでもできる仕事」にとどまっており、そうでない人は、「AIでもできる仕事」をAIという補助者に任せて、本当はもっとやりたかった仕事をし始めるのです。
■AIが得意なこと、人間が得意なこと
AIはインターネット検索の延長に生まれてきたものであり、過去の情報や知識から最適な答えを見つけることを得意としています。裏返せば、まだ世の中に例を見ない新しい事柄は不得意です。反対に人間は今まで経験したことのないことは、積極的に失敗を重ねることによって、答えを見つけることができます。
■より人間らしく生きよう
AIを決して我々の敵にしてはいけません。我々の仕事や生活を豊かにしてくれる存在でなければならないのです。そのためには、AIが進化し続けるように、我々人間も進化しなければなりません。変化し続ける現代において、我々は過去に答えを見出すのではなく、未知へのチャレンジによって、新たな答えを見つけ出す存在になっていくことが必要になってきているのです。